私達の日常の中でネットショッピングを中心とするEコマースはもはや、不可欠なものになりました。
国内のEC市場規模は消費者向けでだけでも13.8兆円(平成27年、経済産業省発表)と前年比7.6%増の著しい成長を見せており、今後益々、高齢人口の増加や商品の購入方法が多様化し、大きな市場になっていくことが予想されています。EC事業者も増加の一途をたどっており、事業者間の激しい競争が展開されておりますが、実店舗と違って地理的要素に依存する割合が低い分、購買が一極集中しやすく、オンラインに店舗を立ち上げたからといって簡単に経営が成り立つわけではないこともまた、現実です。
最近は情報の集まりにくい地方都市におけるEC事業者への活動支援や情報提供への重要性が問われており、既に事業者組織を運営している佐賀県等を好例に、大手モールや地方自治体もその活動への支援を活発化しようとしています。そこでこの度、事業者の情報共有と学ぶ場を設けることで、県内のEC事業と情報化社会の発展に寄与することを目的とする非営利団体を創設することになりました。テーマを決めて行う定期勉強会や各モールにおける販売戦略の共有等、群馬のEコマースに関わる方にとって有益な活動を行っていきます。人材の育成から企業の成長、そして県の産業発展に貢献することができればと思っておりますので、皆様のご参加をお待ちしております。
群馬Eコマース協会会長 落合一雄